包丁の研ぎ
セラミック包丁の研ぎ方
セラミックの包丁は以前はご家庭で研ぐ方法がなかったので「砥がなくていい包丁」のように言われていましたが、弊社の「ダイヤモンドシャープナー研ぎま専科」であれば簡単に研ぎができます。
また、ホームセンター等のDIYコーナーなどでもダイヤモンドの砥石は売っていますが、番手(砥石の目の粗さ)は♯1200以上のものを選んでください。あまり目の粗いもので砥ぐと刃がボロボロになる恐れがあります。
セラミックの包丁は刃物の中ではどの素材の刃物よりも切れ味が長持ちします。まめに砥ぐと刃先が薄くなり、刃こぼれが起きやすくなるので、半年から一年に一度研ぎをすることをお薦めします。
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- 横から見たときの状態です。
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- 上から見たときの状態です。
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- 研ぎ方の間違い例です。
チタン包丁の研ぎ方
チタンの包丁は一般的に軍事用や航空機に使われているせいか、「硬くて研げない」というイメージが強く、チタンについて詳しく知らない刃物屋に持っていって研ぎを依頼したら、「チタンは研げない」と包丁を返されたお客様の話もよく耳にします。 まだまだチタンの包丁の性能、機能等の認知度は低く、刃物を扱っている業者でも把握してない方が多いようです。中には「研がなくていい包丁」と謳って販売している業者もいるようです。 チタンの包丁は研ぐことは可能です。従来の包丁同様砥石で研ぐことができます。砥石での研ぎができない、面倒だという方は、市販されている簡易研ぎ器でも簡単に研ぎができます。チタンは純チタンだけでは刃物の硬度が出せないくらい柔らかい金属です。よってステンレスや鋼の包丁のように研ぐことができます。 砥石で研ぐ際は砥石ののりはいいので鋼に近い感覚で研げます。荒砥は必要ありませんので中砥以上の砥石で研いで下さい。(♯1200〜3000) また、研ぎはなるべく手研ぎで研いでください。グラインダー等の機械で研ぐと刃が反り返ってしまう場合があります。手で力を入れずに研いで下さい。
包丁の研ぎについて
包丁の素材 | 砥石(天然・合成) | 電動 | 簡易シャープナー (金属用) |
ダイヤモンド シャープナー |
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鋼 | ○ | △ | △ | ○ |
ステンレス | ○ | ○ | ○ | ○ |
セラミック | × | × | × | ○ |
チタン | ○ | × | ○ | ○ |
○・・・研げます △・・・刃こぼれを起こす可能性があります。 ×・・・研げません